全店舗クチコミ一覧
尚、当サイトではクチコミの内容について一切保証いたしません。詳しくは利用規約をご参照ください。
二八が好みの私に、旨い二八の店があると教えてくれた人がいて、
聞けば冷たいそばより温かい蕎麦が旨いという。
まだ肌寒いこの時期、たまには鴨南蛮でもと行ってみると、店の外に寒晒しののぼりが。
行きつけの店ではもう今年の寒晒しは終わっている。
温かい蕎麦を勧められていたが、寒晒しをまだ味わえるとあれば、これは変更だ。寒晒しにしなければ。
品書きにも冷たい蕎麦のみ200円増しで寒晒しにできるとある。
温かい蕎麦でも寒晒しを出す店も知っているが、ここは二八の店だ、そもそものど越しを重んじてる店だろう。
どのみち初めての店だ、天ざるを試して、蕎麦は寒晒しにしてもらった。
天ぷらは8種類、塩とつゆのどちらでも味わえる。
蕎麦はこれが寒晒しだとすると、普段の蕎麦と、また、新蕎麦の時期にも来て食べねば、これ以上書くまい。
特筆すべきは、つゆが旨い。見た目薄めの透明感がありながら香りと味のしっかりとした、このつゆは絶品だ。
残念なのは蕎麦湯がすぐに出てきて、私は蕎麦湯は熱いほうが旨いと思うのだが、寒晒し(と思いながら)蕎麦をゆっくり味わったので、
余計に、飲む頃にはすっかり冷めてしまった。
今度は、当初の目的通り、温かい蕎麦を楽しみに来よう。
久し振りに、荘内藩で昼食をとった。
初めて来店したのは5年前、以前はよく職場の同僚と、また、一度は宮城まで遊びに来た女房、子供や、
母親を連れて来たこともある。
ここの麦切りはおススメだからだ。
私は「そばお」の名の通り、蕎麦屋のことしか口コミは書かない。
勿論、ラーメンや寿司やとんかつ、天ぷら、パスタやカレー、スープ、ドリア、スンドゥブ、焼肉、
麻婆豆腐に海老チリ、すなわち和食、洋食、韓国、中華、本当は何でもそれなりのこだわりや、私なりの基準もあり、
全国数々の名店の、食べ比べもしてきた。
なぜ蕎麦のことしか書かないか、それは、きりがないからに他ならない。
多くのカテゴリーと多くの料理店を書き出すと、採点の整合性を相対的に保つことに自信がない。
ともあれここは麦切りがおススメだ。
すなわち、うどんだ。
うどんも勿論四国や関西で随分と食べたが、それらとの比較は食べ方が異なるから必要ない。
今書きたいのは、ここの蕎麦との比較だ。
初めて来店した時は、蕎麦と麦切りの合い盛りを食べた。
そして、「そばお」は、この店の口コミを書く手立てを失った。
以来、ずっと、麦切りだけを食べ、人にも麦切りだけを勧めてきた。
しばらくぶりの来店なので、合い盛りを試した。
変わらない。
やはりこのお店は麦切りが、おススメだ。
他のお客さんの注文も、殆ど麦切りで、たまに合い盛り。
それでいい。ここは、お蕎麦屋さんではない、麦切り屋さんだから。
やはりここのことは、私は書くべきではないな。
ここの、箸で崩して食べる、タワーのようなかき揚げもおススメだ。ミニサイズもある。
あえて最後に付け加えるなら、麦切りの太さが以前より細くなった気がするが、気のせいか。
とにかく、店員さんがみんな元気で、大きな声で、しゃきしゃきしている。
先ず、お店というのは、こういうところが大事だと私は思っている。
今回は、温かいきのこそばを頂いた。
なめこやしめじのきのこ等の具に、とろみをつけたあんかけ仕立てなので、
いつまでもつゆの温度が冷めない、冬にはありがたい一品だ。
勤務先から少し離れているが、昼食に車を飛ばして食べに行く。
昼時しか入ったことがないが、いつも満員、すんなり席に座れたことがない、人気店だ。
どれを食べてもはずれがない。
新そばになると、香りや旨味が高まって、きちんと新そばを使っていると信じられるお店だ。
私はいつもながら私なりに思う名店に出会った時は、実にすべてのそれまでのストレスが飛んでいく。
何かの本で、茂庭台なる場所に、美味しい手打ち蕎麦のお店があると知り、休日の昼過ぎにクルマを走らせた。
そして私はおかげでそれまでに溜まったストレスをスタートラインに戻した。
そこは、玄関前から雰囲気抜群、店内も全く裏切らない。
私は奥の小上がりの長い見事な座卓の一角について、蕎麦茶と漬け物を出してくれた品の良いご婦人に、
初めてのお店でいつもそうする天ざるを注文した。これで大抵のことがわかる。
待つ間にメニューを見てみると、冷たい蕎麦は手打ち、温かい蕎麦は機械麺とある。のびるからだろう。
なる程、ご店主の蕎麦への真正直な姿勢が伺える。
そんなことを思ってると、ご主人自ら料理を運んできてこられた。
蕎麦は私の好きな、見るからに丸抜き、何種類もの天ぷらを楽しみながら、
最後は蕎麦湯の味を整えてもなお余ったつゆをなめて私は席を立った。
美味しいつゆは店を後にしても口の中にはいつまでも名店で蕎麦を楽しんだという余韻を残してくれる。
小上がりから降りる時、私の靴はいつの間にか向きが変わって整えられていたことも書き添えておこう。
東北の数多くの蕎麦処を巡って味わってきたが、私なりに名店と呼びたい店のリストに一軒また、
書き加える店を見つけた。
昼時行ってみると、先ずご店主自らが迎えてくれて、「今日のランチセットはこちらに見本が」と
示してくれたので、いつもなら初めての店では天ざると決めてはいるが、
それは、蕎麦と天ぷらの腕前でその店のおおよそがわかると勝手に思っているのと、
それを基準にして自分自身の舌の安定化とレベルアップを定期的に図る意味もあってだが、
せっかくなので、ランチセットにした。今日のセットの日替わりのおかずはシュウマイだという。
蕎麦屋でシュウマイかい?面白いな、と思いながらもしやこれは自信があるなと感じ取ったからだ。
店主はさらに、蕎麦は細麺と太い麺から選び、温かいか冷たいかの選択をと聞く。
私は細い麺でざるを頼んだ。これが狙い通り、私の好みどおりだった。シュウマイも実に旨かった。