正しいお蕎麦屋さん！！

土曜日お昼12時。コチコミの通り店主が店の前で忙しく交通整理。人は齢を重ねると風体に人柄が現れる・・・良い。

住宅からの改築なのか狭い玄関を上がると正面に厨房、左に座敷。座卓が大小７つ位だったろうか。こういうお蕎麦屋さん好きですね。入れ替わり常に満席、活気がある。

寒晒しで天ざるを頂いた。天つゆが付いている。嬉しい。そんなに寒晒しを頂いた事はないけど甘味が・・・でも、間違いなく美味しい。

天ぷら・・スゴイですよ、ボリューム。海老の大きさは名取K's駐車場の「田舎」と双璧か？・・普通の天ざるで。そして、少し色黒のキスと思って頂いたのは、実は「ハゼ」だそうで、音に聞こえた仙台の「ハゼ」を今日、ここで頂けたと食後ながらも満足させて頂いた。

一つ残念なのは、蕎麦つゆも天つゆも私には甘い。濃いつゆは付ける量を調節できますが、甘さはどうも。
でも不思議な事に蕎麦湯との相性は良いのです。私はですが。

これの上に「上天ざる」というのが400円増しであるのですが、何が違うか訊ねれば 《量》 だそうで・・・無理・・後で駐車場の店主に聞いたところ「折詰で帰る方も結高いますよ」との事・・・でしょうね。

大満足で会計を済ませ、駐車場で店主と立ち話をすれば、車のナンバーを見て「ねずみ大根」の話になった。契約農家が作付けを減らし入荷が細って困っている。とのこと。そちら方面の話をして、帰り際「また、是非」と言われれば、仮に社交辞令としても良い気持ちで家路に付ける。

良いお昼を頂きました。

ご馳走様。

二八が好みの私に、旨い二八の店があると教えてくれた人がいて、
聞けば冷たいそばより温かい蕎麦が旨いという。
まだ肌寒いこの時期、たまには鴨南蛮でもと行ってみると、店の外に寒晒しののぼりが。
行きつけの店ではもう今年の寒晒しは終わっている。
温かい蕎麦を勧められていたが、寒晒しをまだ味わえるとあれば、これは変更だ。寒晒しにしなければ。
品書きにも冷たい蕎麦のみ200円増しで寒晒しにできるとある。
温かい蕎麦でも寒晒しを出す店も知っているが、ここは二八の店だ、そもそものど越しを重んじてる店だろう。
どのみち初めての店だ、天ざるを試して、蕎麦は寒晒しにしてもらった。
天ぷらは８種類、塩とつゆのどちらでも味わえる。
蕎麦はこれが寒晒しだとすると、普段の蕎麦と、また、新蕎麦の時期にも来て食べねば、これ以上書くまい。
特筆すべきは、つゆが旨い。見た目薄めの透明感がありながら香りと味のしっかりとした、このつゆは絶品だ。
残念なのは蕎麦湯がすぐに出てきて、私は蕎麦湯は熱いほうが旨いと思うのだが、寒晒し（と思いながら）蕎麦をゆっくり味わったので、
余計に、飲む頃にはすっかり冷めてしまった。
今度は、当初の目的通り、温かい蕎麦を楽しみに来よう。

二八の蕎麦。
お邪魔した時は、茹で上げが早かったのか少々粉ぽくて芯が残っている感じでした。

場所柄、サラリーマン姿が多く昼間に繁盛している定食屋さん状態でした。

蕎麦だけでの繁栄では無いなぁ。と、思ったのが正直な感想です。