そば処 前谷内屋
そば 4.33 | つゆ 4.67 |サービス 4.33 | 雰囲気 4.00 | 周辺 4.00
▲仙台泉アウトレットから1.5km。パークタウン内にある蕎麦処。
店内は、厨房の見えるカウンター席、テーブル席、座敷席があり、アットホームで落ち着いた雰囲気がある。
この前谷内屋で味わえるのは極上の素材にこだわった蕎麦だ。
きっかけは店主を含めたグルメ仲間達の『極上の素材だけをつかった究極の蕎麦をつくろう』という集まりだった。良い食材を知り尽くした仲間達で大宮に店を始め、理想の蕎麦を作り上げた。仲間のひとりであった店主の北澤さんは、その後定年を迎え自宅のある仙台・泉区で一念発起し自分の店をオープンした。
前谷内屋で使う素材は最高級のものを厳選。 蕎麦には貴重な南会津檜枝岐・下郷産の蕎麦を玄蕎麦から年間分仕入れ自家製粉したものを、汁には鹿児島枕崎産丸久の本枯節・鯖節、北海道羅臼産の天然物の昆布を使い、あたたかいかけ汁には長崎五島列島産の焼あごを隠し味に使っている。
時季や気候に左右されないよう、いつでも最高のものを最高の状態で提供できるように食材をタッパーウェアで保管し、温度・湿度・光などの管理を徹底して行っている。
玄蕎麦から仕入れて自家製粉をしている店は全国でも多くないが、前谷内屋ではひとつひとつの作業に細心の注意を払って自家製粉を行っている。 仕入れた玄蕎麦は断熱倉庫で保管。真冬でも真夏でも一定の温度と湿度を保ち最高の状態で食べていただけるよう心がけている。
作業場では石取り、磨きから脱皮までを行う。綺麗に皮を剥くために何段階もふるいにかけて粒の大きさを揃え、細かな選別作業をしながら皮剥きを行う。綺麗に剥かれた緑色の蕎麦の実は、店内で石臼にかける。製粉に最適な蟻巣石の石臼で熱を持たせないようゆっくりと慎重に時間を掛けて挽く。挽いた粉を細かいふるいにかけ、やっとなめらかで真っ白な蕎麦粉が出来上がる。
時間と手間を惜しまない丁寧な作業が、「むきたて」「挽きたて」「打ちたて」「ゆでたて」の「四たて」の蕎麦を作り上げている。
▲何段階もの選別を繰り返し綺麗に皮が剥かれた蕎麦の実
仙台市泉区の泉パークタウン内にある「そば処 前谷内屋」。
仙台ロイヤルパークホテルから西へ1.5km程進み、閑静な街並みの中、街路樹が連なる道路沿いに店を構えている。
濃紺に白の羽紋がひときわ目を引く暖簾。元は倉庫だった建物を改装し平成10年に開店したこの前谷内屋は、店の奥でじっくり自家製粉を行っているこだわりの蕎麦処だ。
▲もりそば(730円)。南会津桧枝岐・下郷の玄蕎麦を、てまひまかけて自家製粉した蕎麦。
店のおすすめは「鶏ごぼうそば」。 薄衣で揚げた鶏とごぼうが山盛りになった驚きの一品。見た目も楽しく、サクサクとした食感がやみつきになるボリューム満点の大人気メニューだ。
実は元々まかない料理だったという鶏ごぼうそば。店員の間で好評で定番メニューに加わることに。 汁はかけ汁ともり汁を合わせた両方のいいところを楽しめるもの。蕎麦との相性抜群の汁は蕎麦湯でのばした際にもそれぞれの出汁の香りと旨味がひきたつ。飲み干す最後まで余すところ無く味を堪能できる汁だ。
▲大好評の鶏ごぼうそば(980円)。サクサクした食感が心地よく食物繊維もたっぷりで体にも嬉しい。
手間を惜しまず決して妥協しないこだわりは開店した当初からずっと変わらない。それは素材の持つ魅力を最大限に引き出すことはもちろん、普段食べる食事として、心と体にいいものを食べてもらいたいという想いから。
「常連のサラリーマンが休日に家族と来てくれたり、ここの蕎麦を食べさせたいとお客様が友人を連れて来てくれる。大切な人を連れてきたい店と思ってくれていることが嬉しい」
厳選された素材とこだわりの製法で打った極上の蕎麦は目に見えない努力と情熱の結晶だ。
最高級のものを使い、惜しみなく手間暇を注ぎ込んだ作業をしながら、
そんな苦労を表に出さない親しみやすさも前谷内屋の魅力となっている。
日々の暮らしに寄り添い、最高の蕎麦を堪能できる前谷内屋。
何度も足を運びたくなる魅力あふれる店である。
極上の素材を使い、手間暇かけて作る自慢の蕎麦です。
「むきたて」「挽きたて」「打ちたて」「ゆでたて」の「四たて」蕎麦を是非食べに来てください。
- 店名
- そば処 前谷内屋
- 電話
- 022-378-2536
- 住所
- 宮城県仙台市泉区寺岡4-15-8
- 営業時間
- 11:30~14:00、17:30~20:00
- 定休日
- 水夜、木曜日
- 席数
- 44席
- 喫煙
- 不可
- 駐車場
- 6台~
(※スタッフがご案内します。お声がけください。) - HP
- http://maeyachiya.com/
- https://www.facebook.com/maeyachiya/