名店には銘品がある。

建国記念の日11時すぎ、いつも混みあうお昼前。すこし後れを取ったとおもい穏やかならざる気持ちを抑え到着すれば、駐車場に軽トラックを横付けし庭木の手入れ。・・・狐につままれたか？

聞けば11時半開店との事。時間を問われたので15分過ぎと伝えれば「只今、開けさせます」と、・・・え～主！？

礼を言いまだ暖簾のかからない店に上げていただけば、前回と同じ心地よい応待。

念願の胡桃とゴマのせいろを一枚づつ注文。順番を尋ねられたので、ゴマからお願いする。重ね重ね奥方と娘さんだろうか？接客には感心する。

さて、胡桃ごのみ(同店の名称)だ。少し固ゆでの蕎麦、小量をつまみ上げれば程よい長さ。そのまま一すすりすれば、・・・・・・(幸せだ～)

薬味は刻みネギ・山葵・紫色の辛み大根。三口目からはネギ・山葵を少々蕎麦に乗せすこしだけツユにつけて頂けば、 味わった事の無い感動、これを人は至福と呼ぶのでは無いだろうか。・・・・・なぞ勝手に思い浸った次第です。

それから「胡麻ごのみ」を頂き、その後それぞれ蕎麦湯を注ぎ込み一口、そして残った薬味を溶かし込み最後の一滴まで飲み干して席を立ちました。

会計に向かえば満席を通りこし待合席までいっぱい。この間僅か30分。言えばまだ言い足りないのですが、これ以上は野暮。

名店とはこんなもの。

ご馳走様でした。幸せをかみしめ家路につきます。

小雪舞う閑静な住宅街にとけ込む佇まい。日曜日11時半すでに満席。しばし待合席に腰を下ろす。隣のご高齢のご婦人が震えている。お店の方がたの感じが良いだけに、もうほんの少し…。暫くして和室に通され、天ざるを注文。蕎麦湯を頂くうちに蕎麦が出され、続いて天ぷらが運ばれて来た。期待に違わず美味しい。追加でかけ蕎麦も頂いた。温かい蕎麦も手打ちなのにしっかりして美味しく頂きました。杜の都のお蕎麦屋さんレベルが高い。願わくはあと少し…。

･そばの食べ歩きを趣味の一つとしています．はっきりいって仙台No.1だと思っています．
そばの風味・つゆ・蕎麦とつゆのバランス，もり方など．特に天ぷらはカラッとさくっと．お店の雰囲気も○．

正統派と言うか、軒の佇まいから店内のいたるまで、しっとりとした雰囲気が在り、席に着けばお茶代わりの蕎麦湯が出てきます。

その蕎麦湯から立ち上る香しい蕎麦の香りを堪能し終える頃、注文した蕎麦が出てきます。

想像から外れない当たり前に美味い蕎麦です。

ただ、このお店ではクルミを使った汁が在りますので、そちらを注文された方は追加で何か別な蕎麦を頼む事はしない方が賢明です。

クルミの風味に他のそば汁(温も冷も)が負けますので。※経験談