手打ちそば処 小原なごみ茶屋
そば 4.00 | つゆ 4.17 |サービス 4.00 | 雰囲気 4.00 | 周辺 4.33
▲上:国指定天然記念物「材木岩」。麓には白石川の水が流れ水音が美しい。 下:なごみ茶屋。時代劇に出てきそう。
なごみ茶屋の外観は、検断屋敷と同様に江戸時代を彷彿とさせる造りだ。
平屋に縁側と趣のある店舗内は、格子状の窓から射し込む自然光を採用し、灯りは控えめ。
木のぬくもりに包まれ、ほっと一息つける空間になっている。
▲「寒ざらしそば」「寒くずそば」が季節限定で登場する。お見逃しなく。 予約可。
気さくで優しい印象の店主、佐藤さんは元サラリーマン。
平成15年のオープンが決まってからは仕事帰りに修行を重ね、約半年でそば打ちを覚えたという。
「お客様を待たせないように」と夜明け前から一人でこつこつと仕込む店主の努力は、「おいしい」の一言で報われるそうだ。
今では、店主の造りだす味に魅せられ、月に何度も訪れるお客さんも多い。
また、連休やお祭り時にも多くの人が訪れ、一日で200食以上も出るという。
家族で、友人で、団体で。
なごみ茶屋はその名の通り、多くの人に和みと安らぎを与え、親しまれている。
国道113号線(七ヶ宿街道)を白石から七ヶ宿町方面へ進むと現れる「材木岩公園」。
七ヶ宿ダムの下に位置し、美しく整備された公園である。
公園駐車場から歩みを進めると、突如、国指定天然記念物の材木岩が現れる。
連なる岩々の力強さと川の轟音に心奪われ、壮大な風景に身を任せてみたくなる。
12月~3月は雪のため封鎖されるが、春には桜、夏には川遊び、秋には紅葉と見所も満載だ。
「なごみ茶屋」はこの材木岩公園の敷地内にあり、訪れた人々の憩いの場となっている。
復原建設された「検断屋敷」に隣接している為、混雑時には特別に屋敷内でそばをいただくこともできるそうだ。
▲県指定有形文化財「検断屋敷」。江戸時代に居宅や検断・伝馬問屋の役宅、大名たちの宿泊・休息の場として利用されていた。木造平屋建の寄棟造で、戸沢新町より平成5年に移築復原された。見学無料。
なごみ茶屋は、地元である白石市小原地区の活性化推進の一環で生まれた。
地場産のそば、天然山菜やきのこを巧みに使用した料理は観光客にも人気があり、貴重な交流の場となっている。
四季折々、旬の食材の味も楽しめる。
4月頃には甘みのある寒ざらしそばが1日限定20食提供される。なくなり次第終了の為、確実に味わいたい場合はご予約をおすすめする。
5月頃には、小原の寒くずをそばに練り込んだ小原名物「寒くずそば」を味わうことができる。こちらは食感の良さが評判だ。
通年味わえる石臼挽きの二八そばはしゃきしゃきとした食感で、鰹ダシの自家製つゆと一緒にいただけば、風味豊な香りが鼻から抜ける。
セットに付いてくる「そばはっと汁」は、練ったそば粉を千切り、けんちん汁のように野菜などと煮込んだもの。涼しい日には特におすすめの逸品。
▲なごみそばセット。ざるそばに、天ぷら・そばはっと汁・漬け物が付いたボリューム満点の品。
▲材木岩公園案内図。敷地内には噴水や、浅瀬の川、珍しい氷室などがある。
そばと観光が一度に楽しめる贅沢な場所。
12月~3月は封鎖になるが、ほぼ年中楽しめる。毎週月曜日と火曜日は手打ちそば教室が開
かれる。2,000円~受講できるので、是非体験してみたい。
地元、小原地区で採れたそばや山菜、野菜料理が自慢です。
小原温泉・湯沢温泉・鎌先温泉も是非訪れてください。
- 店名
- 手打ちそば処 小原なごみ茶屋
- 電話
- 0224-29-2760
- 住所
- 宮城県白石市小原上台39-7
- 営業時間
- 11:00~15:00
- 定休日
- 水曜日(祝日営業・翌日休み)
※12月~3月の冬季期間は閉鎖 - 席数
- 70席
- 喫煙
- 不可
- 駐車場
- 50台(大型10台)